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●凍る悲鳴が響く部屋

玲子は湯川先生の机にのっていた一冊の本を手にとった。公文に今日年末の予定について湯川先生からの話しがあるからいつものメンバーで部屋にきて欲しい。と聞いたからである。まだ誰もきていなかったので、たいくつまぎれに本をとった。タイトルは吸血鬼の呪い。しばらく読んで顔をあげたら、そこには信じられない光景があった。

「キャァ〜」

びっくりした葵がすっとんできた!

「どうしたの玲子ちゃん!!」

「影!影が!!」

太陽を背にして立っているはずの玲子から影が伸びてないのである!太陽は暑いくらいに輝いているというのに。

「こっこっこの本を読んでいたの!!吸血鬼の呪い!私きっとこの本に触ったせいで呪いがかかったんだわ!!」

「そんな。そんなことはないわ。まってて玲子ちゃん湯川先生を読んでくるから」

葵につれられて冷泉と湯川先生がやってきた。

「先生!わたし」

「ああ。そりゃぁ吸血鬼になっちゃったんだね」

「先生!うそでしょ?そんな、、」

「でも呪文があるから大丈夫だよ。ね冷泉くん」

「、、。はい」

「じゃぁ呪文をとなえるよ。セクカヲミカガ」 

       すると玲子の影がもどってきた。

「先生!!凄い!ありがとうございます」

耐えられなくた冷泉が声をあげて笑い出した。

「ごめんね。実はなんでもないんだよ。それは鏡のせいなんだ」

冷泉が鏡からどくとまた玲子の影が消えた。

「せっ!先生!!!」

「まぁ、まぁ、ひとつ光りについて勉強になったからいいじゃないかそれより年末の予定について話さなくちゃね」 

「忘年会の設定ですよね」

「そうだよ。でもそのまえに今日はこの部屋の掃除を手伝ってもらうためにきてもらったんだ」

「きゃぁ〜」

二回目の玲子の悲鳴が学校にこだまするのであった。ちゃんちゃん。


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