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銀色の色鉛筆も入ってるカバンを持って川へ写生に

ほおばると春のお味がいたしますふわりそよ風入りの綿がし

初夏の道降る降る道は今日もまた変った木の萼道に並べて

夏までに入道雲を洗いますそりゃもうギンギン輝かせます

夏を待つ夜が痒がってるのだろう雷乱舞激しさを増す

古い戸を開くとそこには旅行鞄少年フーガの夏がはじまる

今週の仕事の予定は空を舞うカミナリのための振り付け指導

唇に青のりつけて夏が来る多分今年も花火はあがる

天空に満たされていく文字たちよ螢の手紙に囲まれており

水撒きは夏の落書き校庭ではしゃぐ天使の背中に羽根を

ピアノからこぼれだす地図僕達が見つけた夏を暗号にして

ベランダに風の履歴書公園の銀杏の葉っぱも大きくなって

紅い葉もひとつ貰って図書館の駐輪場去る秋のあの人

アスファルトをキャンバスにしてカラスらは柿の絵の具で夕焼けを描く

架空から飛びだしてきた一枚の栞みたいな紅い葉ひろう

秋雨の贈り物です傘みれば私にだけのプラネタリウム

枯れ葉降るカラフル道で音楽会しばし絵筆を指揮棒にして

悲劇的再会 ふと開けた電子レンジに入っていたもうコチコチの肉まんみたいな

空からの手紙を保存するための雪のレプリカ麗しく咲く

寂しさを詰め込みすぎた空き缶が破裂している冬の街傷

霜柱楽団がほら待っている指揮者の君が忙がなくては

舞踏会開催中の花壇です霜のドレスでいらっしゃいませ


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